ひよこがね

自分を好きになるためにできることを書いていきます

引きこもりの親と話して回復が困難そうだと思うとき

一時期引きこもり支援にかかわったことがある

 

引きこもり本人は、本人が意識している、意識していないに関わらず何か苦しんでいる人が多い

その根本的な原因として

「親が本人について勘違いをしている=本人に合った適切な接し方ができていない」

と感じることが多かった

 

本来の子どもの姿ではなく

”こうあって欲しい子どもの姿”

を子どもだと勘違いしている人が多い

どんなに本人以外の人になってほしいと思っても無理な話である

 

親は、子どものことはなんでも知っていると思いがちだが表面的な部分だけのことも多い

場合によっては、子どもが親の価値観に合わせてあげている姿を、本来の子どもだと勘違いしていることもある

たとえば

本人に発達障害があった場合、定型発達者と同じ対応は不適切であり、本人に混乱と心理的負担を与えることになり、問題行動が増える

仮に子どもが発達障害だと分かっていても、適切な接し方を知らない親は多い

 

特に障害や病気がないのに引きこもりになってしまった場合は

本人が悪いのではないのかと思う人もいるが

・子供に普通になってほしい

・今まで子供を甘やかした自分が悪いから厳しくする

など、本人を尊重しない発言をする親が散見される

たとえ親であっても、成人した人に言ってはいけないののしりを平気でするのだ

 

本当に子どもに社会復帰してほしい人は

・今までの自分のやり方ではうまくいかないと気づいて、接し方を変える(自己流でやらずに支援を求める)

・子どもが安心して家の中で生活できること(存在を尊重する)が、社会復帰の基本となる

ということを知る必要がある気がしてならない

 

尊重されるから本人が変わるのか、本人が変わるから尊重されるのか

にわとりが先か、卵が先か

という話ではない

本人はもう自力では変われないのである

変わるエネルギーが残っていない

変わるための知識を本人だけが得ることには限界がある

変われない原因を作ったのは、本人を尊重する接し方ができない親や環境なのである

 

一番安心して生活できる環境で、本来一番信頼している家族から尊重されて初めて

人は社会で生きるエネルギーを得ることができる

 

尊重されるから変われるのだ